真偽を見抜く力
以前、小野田さんと石坂流の鍼の先生の
「石坂流は太古の時代から日本に存在した鍼灸術の系譜を受け継いでいる。」
という会話を聞いて、
「石坂流って江戸期の古典鍼灸の1流派じゃなかったっけ?」
と調べた所、創始者の石坂宗哲さんは、当時主流だった杉山流鍼術や中医学の漢方や鍼灸の古典を学び、当時の日本に入って来ていた西洋医学の解剖学も取り入れた独自の石坂流鍼術という流派を創ったという内容でした。
「やっぱり、日本土着の鍼灸術って印象ではないなぁ。」
と悶々としていると、おにょラジオで、中国だけでなく古来の同じ時代の世界各地でも、同じ様な治療の発想は起きえた事や、人や流派の背景に、それを支える流れがある事に触れていました。
そう考えると、鍼灸だけでなく、どんな事でも一般的に言われている事の裏に、真実が隠れている可能性もある気がします。
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